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平成22年12月に開催されたJSEC2010(高校生による科学研究に関するコンテスト)において,現3年理数科生徒3名の研究タイトル「最も濡れにくい傘の形状」が協賛社賞(JFEスチール賞)を受賞しました。それに伴い、朝日新聞社JSEC事務局からISEF2011への派遣依頼を受けることとなりました。

《受賞生徒》
   佐藤 麻也香  柴野 鮎香  平吹 楓

《研究概要》
 (佐藤,柴野,平吹(2010):「最も濡れにくい傘の形状」より引用)
ほぼ無風の日に傘をさしていても上半身が濡れたり顔に風を感じたりすることがある。なぜ濡れてしまうのか,この原因を調べたいと思った。私たちは傘周辺の空気の流れが関係しているのではないかと考えた。いろいろな形の傘のモデルを作り,水中で傘周辺の流れを可視化した。結果,予想通り傘の縁で乱流が起こり,これが傘の内側に入ってきていて,傘の形状によって乱流の起こり方が異なっていた。次に,三角形や四角形などのシンプルな形状の板に気流をあて,それを可視化する風洞実験を行った。すると,板周辺の乱流が最も激しい形状は三角形であり,最も乱流を起こさない形状は円であることが分かった。これを受け,円形に近い傘の縁に小さな三角形板をつけた傘を考案し,発生する乱流の様子を確認した。傘の縁に配置した小さな三角形板で小規模な乱流を起こして乱流を完結させ,かつ全体が円形に近い傘なので乱流の内側への侵入を防げる仕組みだ。結果,三角形板を一定の間隔で縁に配置した円形傘が,気流の内側への巻き込みが最も少ないことが分かった。この傘が現段階での最も濡れにくい傘の形状となった。今後は,傘布の材質の違いによる,乱流発生の程度差を追究していく。

《Intel ISEF (インテル アイセフ)とは?》
Intel International Science and Engineering Fair (Intel ISEF) : インテル国際学生科学フェア)は,高校生を対象とした世界最大の科学コンテストで,毎年50ヵ国以上から,1,600人を超す科学者の卵が集まり,自分たちの研究を披露しあいます。ISEFは,1950年より,米国の非営利団体であるSociety for Science & the Publicが運営し,インテルは1997年から,そのメインスポンサーとして活動を支援しています。
研究内容は,高校生にとっても身近な携帯電話のようなものから,自然科学や物理学といったものまで多様にわたります。これらの研究結果を,各自のブースの中で資料や写真,パネルを展示し,実際の実験を再現するなど工夫し審査員に説明します。審査は,ノーベル賞受賞者をはじめ,博士号を持つ科学者や技術者たち約1,000人によって行われます。偉大な科学者や一流の技術者との意見交換や,直接アドバイスを受けることは,参加者にとって強い刺激となり,さらに研究への意欲は高まります。また,研究のうち約20%が特許を申請するほど高度な内容となっているため,学術機関や一般企業など各方面からも,高い評価を受けています。最優秀の1名にはゴードン・ムーア賞として奨学金7万5千ドルが,次点である2名にはインテル青年科学賞として奨学金5万ドルが授与されます。
参加者には,研究発表だけではなく世界中の高校生との交流,Intel ISEF恒例となっているピンバッチ交換やダンスパーティーなど,コンテストの枠を超えた数々の楽しいイベントも用意されています。
(www.intel.co.jp/jp/educationより抜粋)

Intel ISEFに出場するには?
Intel ISEFは,全米50州と50ヵ国以上で開催される500以上の科学コンテスト(サイエンスフェア)と提携し,各コンテストでIntel ISEFに派遣する2つの個人プロジェクトと1つのチームプロジェクト(3人以下)が選出されます。Intel ISEF出場への道は提携しているフェアに応募することから始まります。フェアで選出された高校生はファイナリストと呼ばれ,Intel ISEFに出場することができます。
「Intel ISEF2010」に日本から参加したファイナリストは,朝日新聞社主催のJSEC(ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ)と,読売新聞社など主催の日本学生科学賞から選出されました。
インテルではファイナリストへの直接支援として,東京本社において,事前研修会を行っています。ファイナリストたちは,英語でのプレゼンテーションのトレーニングや,発表資料への助言を受けると共に,Intel ISEF同窓生とも交流し,本大会に向けて準備の仕上げをします。
(www.intel.co.jp/jp/educationより抜粋)

該当生徒は,2010年12月に開催された朝日新聞社主催のJSEC2010において,「JFEスチール賞(協賛社賞)」を受賞し,米国カリフォルニア州ロサンゼルスで2011年5月8日から6日間にわたって行われたIntel ISEF2011に,サイエンスリポーターとして派遣されました。
サイエンスリポーターとは,世界各国のファイナリストの研究を取材する学生記者です。ファイナリストにインタビューをはじめ,様々な記録を取って,それらをリポートにまとめます。この内容は,JSEC専用WEBで公開され,これからの科学技術界を盛り上げていくことになります。
3人は世界65か国,1,500人以上の高校生たちが集ったIntel ISEF2011で,様々な交流を通して「世界を感じる」ことができました。文化の多様性やスケールの大きさはもちろん,研究の動機やその実用性を的確かつ力強く主張できる世界の高校生たちに大きく刺激されたようです。
「今後は,さらに大きなステージで,自分たちが自身の研究成果や考えを,世界に向けて発信していきたい」と抱負を語ってくれました。

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《会場》

ロサンゼルス・コンベンションセンター(Los Angeles Convention Center)
<ロサンゼルスの中心部にある展示場兼会議場>

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出典: Google Maps